オトナニナラネバ。

いい加減、大人にならねば……難しいけどね。

三十路男、『XYZ=repainting』に感動する。

2018年2月14日発売のSexyZone(=セクゾ)の5thアルバム『XYZ=repainting』を入手しました! 

XYZ=repainting(初回限定盤B)

XYZ=repainting(初回限定盤B)

 

結論からいうと、最高

時間をとって聴けたので一通り感想を書きます!

 

 

XYZ (Introduction)

始まるぞ!感があってワクワク。
今回のアルバムを新しいスタートに位置づけたいという気持ちが伝わる。

 

忘れられない花

切ない曲をカッコよく仕上げている。アルバムのメインにふさわしいハイクオリティ。
ニゾンがかなりカッコイイ。ユニゾンがキレイなのはグループとして超重要。
マリウス葉君の声がアクセントになっている。この曲以外にもアルバム内で大活躍。大切な声質。英語の発音もイキイキしている。
初回限定盤Bの特典であるソロMVは後日じっくり楽しむ。

 

PEACH !

恋する乙女心を歌った曲。前曲でカッコよくキメた直後にこの曲。最高。
同じく女性目線の曲である『私のオキテ』は過度に女性らしさを強調してネタ感を出していた。しかし、この曲は女性シンガーソングライターが普通に歌っていそうな自然で適度な乙女心。これを普通に男性アイドルに歌わせる。最高。マジ最高。

 

ROCK THA TOWN

とにかくファンキーな13thシングル。乙女心を歌った直後にこの曲。最高。
ファンキーでパリピで頭カラッポな曲だが、何気にハマってしまう魅力がある。
意外とリズムとかが単純でノリやすい。今作収録のシングル曲で一番好き。

 

Birthday for you

幸福感たっぷりのバースデーソング。
ハロプロには初めてのハッピーバースディ!という名曲があり、誕生日の話題になるたびに脳内再生される呪いにかかっている。そんな風にバースデーソングが一曲あるとアーティストとファンの間で定番を共有できて楽しい。
 

ぎゅっと

大丈夫だよと寄り添ってくれる温かい14thシングル。
さすがの貫禄、名曲感たっぷり。この先もここぞというときに歌うに違い。まず間違いなく今年の24時間テレビで大々的に使われるはず。

 

プンププンプン

プンプン怒っている人に対して分かり合おうよと呼びかける曲(多分)。ユルいテンポも相まって大らかな雰囲気。
これだけプンプンと連呼されたら頭から離れない。
三浦徳子大先生が手がけているだけあって言葉選びが絶妙。「JKは女子高生」「だんしゃりで忙しい」あたり異次元。特に「だんしゃりでぇ〜↑」の上がり調子がたまらない。
それでいて「自分のことより大事な人に会いたい」みたいな核心をつく言葉を放り込んでくるから恐ろしい。  

k30otona.hatenablog.com

 

Fantasy~1秒の奇跡~

壮大なスケールを感じさせる音が印象的なEDM(のはず)。
宇宙(ソラ)永遠(トワ)、歌詞もスケールでかい。この壮大なスケールで、結局いいたいことは”君に会えてよかった”ってことだから、かなり情熱的。
ディズニーシーの「ファンタズミック!」に使ってほしいくらいの壮大さだった。

名脇役

女友達に秘かな恋心を抱く切ないバラード。題材としては男性版の『こんなに近くで…』(Crystal Kay)といったところ。

こんなに近くで...

こんなに近くで...

  • provided courtesy of iTunes

 心情描写の細かさエグイ。つらつらと心情を吐露していて切なさエグイ。

目があったくらいでいつも
「もしかして…」なんておもってしまって
あまりのバカさに思わずもう笑えてくるよ

期待しちゃうけどダメだってことも分かっている。この辺まで描写したら逃げ場がない。エグイ。

もしも「親友に抱く感情が好きに近い」が本当だとすれば、君は僕を
また同じ”たられば”を繰り返して”友達”という肩書き背負って
なんとかギリギリ君の隣にいられるのです

期待しちゃうけど客観的で冷静な自分もいて、その揺れに苦しむ男心……エグイ。
この曲のタイトルが『名脇役』って天才的では? 自分を脇役にたとえる歌詞は出てこないけれど、このタイトルがすとんとハマる。「いつもと同じ顔で言う」姿は、きっと名演技なのだろう。
いやぁ……こんな天才的なセンスをガンガン出している作詞・作曲はどなた?
この方!!!

 はい、覚えておきます!!!

 

よびすて

12thシングル。ミディアムバラード。
切なさを感じさせるメロディなのに、歌詞自体は彼女をよびすてで呼んで距離がぐっと縮まったという温かい内容。パッと聴いた印象は別れの曲かと思ったけど、全然違った。
正確には親密になったかどうかはよく分からないが。

君の名前 よびすてで呼んでみた
瞬間は 時間が止まったよ
にぎやかな街も 空の青さも
写真のようになった

よびすてで呼んだら時間が止まったような張り詰めた空気になった。世界がまるで凍ってしまったよう。そう、よびすてで呼ばれることは彼女にとって地雷だったのだ――
ってことはない。と思う。

 

Unreality

力みのない流れるような曲。エンドレスで流していられる。洋楽っぽくて聴き馴染みない雰囲気が”Unreality”というタイトルにピッタリ。
冷静に歌詞を聴くと……これは……かなりSexyでは……?? そのSexyもサラッと流れるような楽曲。

Pheromone

とにかくモテたい男の欲望を生々しく描写した異色作。ノリとしては男子高校生。イントロのファミコンみたいな音が印象的で、女心を表現する曲ではないことがすぐ分かる。イントロなど随所に出てくるマリウスは何と言っているのか。「スケベれる!」としか聞こえないのだけれど……?
タイトルの「フェロモン」は、フェロモンを出して女の子にモテたい気持ちの表れだと考えられるが、女の子のフェロモンに頭がやられているようにも思える。
男の欲望がガッツリ描かれているため、直接的な描写はないものの、Sexyモロ出しの前曲『Unreality』よりヤバい。
男なら誰しも共感でき……いやいや「一度はキャーキャー言われたいじゃない」とかいいながらこの人たち何度も何度もキャーキャー言われてるからな!
そんなことを言い出すと、『名脇役』とか「いやいやセクゾレベルの男子が男友達ポジションに落ち着くわけないじゃん」とか色々台無しな発想が出てきてきりがないからいけない。

 

ラブマジ

正統派アイドルソング。アイドルらしさを全面的に押し出していて、眩しい。大好物。
「Lovin’ You」が気持ちいいくらいアイドル的なサビの入り方で、理想的。
音も終始楽しい響きで、「アイドルは楽しませてなんぼだよね!」と言わんばかり。
一曲丸々ベタな感じで、下手したらネタ曲になりかねないほど。

ヤバいぞ WAKUWAKU
とびきり DOKIDOKI

この歌詞をアイドルコントになることなく歌い上げられるセクゾはさすがだ。
ここまでアイドルソングのお手本のような曲を生み出した作詞・作曲はどなた?

 さすがだいきものがかり。素晴らしいぞいきものがかり

 

Ignition Countdown

次々と音がなだれ込んでくるようなアップテンポのダンスチューン。
息つく暇なく音を注入され、否が応でも気分が高揚する。
「Tonight you drive me crazy」の歌声が束なってグングン盛り上がっていくところがたまらない。ここでもマリウスがいい仕事している。
エンドレスで聴いていると燃え尽きて廃人になりそうだが、リピートが止まらない。
カッコよくパフォーマンスしている姿が容易に想像できる。振りつけは分からないけどバキバキに踊らされるに違いない。こんだけババババーニングアップといってんだから、ライブ演出では火柱必至。

 

フィルター越しに見た空の青

切なく感じるほど繊細だが、温かさに包まれたバラード。「Love you… 嬉しくて涙が頬をつたった」という歌詞が曲全体の雰囲気を端的に表しているように思う。
フレーズを短く切って交互に歌うスタイルがかなり良い。曲として良いのはもちろんだが、アイドル好きとしては交互に歌うメンバーの組合せが注目ポイント。

 

最後の笑顔

明るいジャズっぽい曲調で、特にイントロは楽しい物語が始まりそうな演奏。しかし、実は思いっきりお別れソング「これ失恋ソングやないか!!!」と思いっきりツッコんでしまうくらいの裏切り。でも、この明るさは主人公の空元気だと思えば、裏切りではなく、歌詞にふさわしい曲調だ。

無理して笑って歩き出すよ 笑顔が捨てきって言ってくれた
君が嘘つきにならないようにね
笑顔で歩くよ 一人でも

ちょっといいヤツ過ぎないですか。こんなポップな曲なのに涙が出るぞ。なんだかんだで「miss you」って言っちゃうし。
前曲『フィルター越しに見た空の青』の主人公は「おろしたての靴」で彼女と胸躍っているというのに、この曲の主人公は「新しい靴」が馴染まずに胸がズキズキ痛んでいる……きっといいことあるぞ、めげるな!

 

 

というわけで、めちゃめちゃ楽しませてもらいました。(まだまだ聴くけど)

バリエーション豊かな曲が揃っており、それぞれの曲のクオリティが高くて大満足。曲順も面白いです。

そして、セクゾがどの曲もしっかり歌いこなしていて、切なさも乙女心もファンキーさも幸福感も包容力もユルさも壮大さも苦しさもときめきも非現実さも欲望もアイドルらしさもカッコよさも温かさも明るさも何もかもどんとこい!といった頼もしさを感じます。

これだけの完成度を誇るアルバムを「一つのゴール」ではなく、あくまで「新たなスタート」と位置づける自信……今後に期待しかないですね!